健康美人は腸内環境コントロールの達人

よく「美しさは内面から滲み出る」という表現を耳にしますが、健康や美容を維持するためには、腸内環境を整えることが重要となります。

一見、この2つは関連性がないように思えますが、この記事を通じて、腸内環境を整えることによって得られるメリットを説明していきたいと思います。

まず、腸内環境という言葉についてですが、体内で腸と呼ばれる部分として、盲腸、大腸、小腸、直腸、十二指腸等が挙げられます。

その中から、大腸の内部状態をピックアップして説明するときに、腸内環境と表現が用いられます。

 1.大腸の概要

大腸は長さが1.5メートル程度で、盲腸、結腸、直腸に分けられますが、全体の主な機能としては、水分やミネラルを吸収することで、便を作る働きがあります。

食べ物は、口から入って、胃や小腸を通っていく間に、液体化していきます。

液体化した食べ物は、大腸内部で水分を吸収されることで、固形物となり、体の外に排出されますが、その固形物が便と呼ばれています。

便を作るまでが結腸、便が排出されるまで貯めておくのが直腸と考えていただければ、覚えやすいと思います。

食事をすることで、便が近くなる経験をした方は多いと思いますが、便として排出されるまでには、1~3日は程度かかります。

あくまで、直腸に溜まっていた便が排出されただけであり、食べた物がすぐに排出されているというわけではないのです。

例外として、下痢の場合は排出されるまでの時間が短く、固形物にする時間が確保出来ていないため、液状の物質が排出されているのです。

 2.大腸に生息する菌

大腸内部には、多くの細菌が生息していますが、細菌と聞いてどのようなイメージが浮かびましたか?

なんとなく不潔なイメージがあるかもしれませんが、細菌はどこにでも存在しており、人体にとって有益な細菌も多くあります。

代表的な物としては、ビフィズス菌が挙げられます。

その細菌ですが、もちろん大腸内部にも存在しています。

腸壁をまるで花畑のように覆い尽くしていることから「腸内フローラ」と呼んでいます。

腸内フローラは「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分けられますが、この3者がきちんと共存していることが、健康や美容に繋がってくるのです。

腸の状態が良好であれば、食べ物は固形便として適正に排出しますが、不調の場合には、便秘や下痢といった症状が表れてきます。

便秘になると、本来排出されるべき便が体内に留まり、腸内に腐敗便の毒素も溜まってきます。

その毒素の排出ルートは、血液を通して皮膚全体から排泄されますが、その状態がニキビや吹き出物等の形として体外に表れてきます。

下痢の場合もメカニズムは異なりますが、ニキビや吹き出物の原因となるのは同様です。

普通に快便であれば、それだけで肌荒れのリスクが低減されており、大腸は人間の健康を保つために、非常に大切な役割を担っていると言えるでしょう。

肌荒れ等のトラブルが起こりにくくなることは、特に女性にとって大きなメリットと言えるので、肌荒れに悩む方は、腸内環境の改善に取り組むことをお薦めします。

 3.腸内環境を整える副次効果

腸内環境を良くすることは健康維持にとって必要ですが、その副次効果として、便やおならの悪臭が軽減されることが挙げられます。

また、体が疲れにくくなったり、代謝が良くなったりといった効果が得られることも、メリットとして挙げられます。

 4.腸内環境が整わない場合の悪影響

腸内環境が乱れて腸内に便が長く滞留していると毒素が溜まってくるのは前述の通りですが、それに加えて、悪玉菌と呼ばれる健康にマイナスとなる細菌が増えてしまいます。

悪玉菌が出す有害物質は血管を通じて全身に回ってしまうため、体全体に悪影響を与えて、冷え性や頭痛、肩こりといった症状が表れてしまいます。

さらに腸内環境が整わないことで、腸から栄養が吸収されにくくなり、腸は栄養を摂取しよう活発化します。

それにより、腸内のエネルギー吸収効率が高まり、皮下脂肪や内臓脂肪の増加に繋がり、新たな病気を誘発する仕組みが出来上がってしまうのです。

腸は体内の排出器官の中で、最大のデトックス機能を備えているため、優先的に腸内環境を整えることで、体内の細菌やウィルス等の有害物質を便という形で、スピーディに体外に排出することが可能となります。

 5.腸と脳の関連性

腸は「第二の脳」とも呼ばれており、迷走神経と呼ばれる感覚や運動を支配する脳の神経と繋がりを持っています。

そのため、不安に感じると腹痛が起きたり、腸内環境が悪いと気分が沈み込んだりします。

腸は免疫機能が集中した器官でもあるため、腸内環境を整える一番大きなメリットは、脳が健康状態と認識することで、体全体の働きも活発になることです。

つまり、自分自身で健康状態をコントロールすることが出来ると言うことです。

反対に腸内環境が悪くなってしまうと、悪玉菌によって発ガン性物質が作られて、大腸がんになる可能性も高まるため、よりよい腸内環境を保つためには適切な対策を取ることが重要になってきます。

その対策として有効なのは、腸内の善玉菌の比率を増やすことです。

まずは、バランスの取れた食生活を送ることが第一であるため、食事をジャンクフードで済ますことが多い方は、代わりに腸内の善玉菌の栄養となる食べ物、例えば乳酸菌等の善玉菌を含んだ食べ物やヨーグルト、味噌のような発酵食品を摂取することが有効となります。

善玉菌の活動を活発化させる以外には、腸内の善玉菌自体を増やすことも有効です。

食物繊維やオリゴ糖を多く含んだ食品を摂取することがお勧めとなります。

食物繊維には水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維がありますが、善玉菌を増やす目的であれば、どちらの繊維を摂取しても有効となります。

摂取量としては、水溶性食物繊維2:不溶性食物繊維1の比率とすることで、腸粘膜の保護機能が高まるため、摂取量については意識するようにして下さい。

大腸の働きは食べ物を吸収、処理するだけでなく、その先には、自分自身の健康と美容に繋がることが分かっていただけたと思います。

腸内環境を整え、健康状態をコントロールすることで、真の美しさを手に入れましょう。

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